最近、50年代や70年代の車を輸入して欲しいというお話をよくいただく。
50年代は親父の生まれ年。70年代は自分の生まれ年。
なんとなく親近感を感じる。
この年代の車のオーダーには、「エアコン(クーラー)をつけて欲しい」というリクエストが必ず入る。
思い起こせば僕が小学生の当時、わが家の自動車にクーラーは付いていなかった。それが当たり前の世の中だった。
ある夏の暑い日、ディーラーのお兄ちゃんが車を取りに来てクーラーを取り付けてくれてた。はじめてのクーラーで涼しい風を出しながら、東京から九州まで家族で自動車旅行をした。そんな思い出もある。
当時、クーラーはオプションであり標準装備ではなかった。
新車購入時にオプションでクーラーを選ぶと、自動車取得税にクーラー分も課税されてしまい余計な出費になる。
そこでディーラーはひとまずクーラーなしで納車をして、後日、クーラーを追加するという形をとり、お財布に優しいやり方で世の中が動いていた。そして、ディーラーメカニック達は毎日何台もの自動車にクーラーを後付けし、その経験と技術を身につけてきた。
エアコンが標準装備されるようになってから30年ほどたつ。エアコン後付を経験したメカニック達はほとんど引退してしまった。古い車に乗りたいオーナーさんからのさまざまな要望に応えるられるのは、ユナイティッドのメカニック達が経験したきた貴重な経験があってこそ。彼らの技術がアメ車にエアコンを後付するという、いまではほとんど不可能な作業を可能にしています。