ロス出張といいながら、まず最初に向かったのはラスベガス。注文をいただいた「1999年 HUMMER H1」を検品するのがその目的。空港からタクシーで、そのHUMMERの所有者宅へ。ディーラーではなく個人所有の車だ。オーナーの名前はマイク。仕事はドクターで気さくな人柄。車だけでなくオーナーさんの人柄を見るのも大切な仕事。身なりや対応がきちんとしている人は、車も丁寧に乗っていることが多い。車の状態を聞いてみると、オフロードでは使用せずに普段の足として町乗りで使っているとのこと。さらにメンテナンス履歴を確認。下回りは年式相応。外装もほどよくやれている。エンジンルームを開けてもらったり、試乗させてもらったりと、こちらの要望にも応えてもらいながら商談は終わった。安心して日本に持って帰れると確認できた。
続いて別のHUMMER H1を見にロス近郊のディーラーへ。このディーラーが扱っているのは、
Aston Martin D89
Bentley Continental GT MULLINER
1957 Chevrolet Bel Air 2DOOR SPORT COUPE
Ferrari 430 SPIDER
2006 HUMMER H1 ALPHA OPEN TOP
などなど、高級車ばかり。車は店舗内に並べられ、どの車も魅力的な仕上がりで夢のようなラインナップだ。敷地内に整備スペースと塗装スペースも設けているので、車のコンディションも非常によく検品も問題なしの合格。担当者も気さくで親切、継続的に取引したいディーラーさんだった。
こちらはロスにあるHONDAディーラー。これまで何台かの新車をここから仕入れている。今回、お客様から依頼されている仕様やグレード、色などをディーラーに伝えて、在庫システムを検索してもらった。このお店にない場合は、他店から取り寄せてもらうことになる。これが州外からの取引になってしまうと陸送費用など余計な経費がかかるので、できるだけロス近郊のディーラーさんと仲良くトレードすることが重要だ。
ロスから二時間かけてフリーウェイを南下。INFINITIディーラーに足を運んだ。お客様から現車を確認して欲しいと頼まれた「HOEHN 2013 INFINITI FX37」を見に行く。ほとんど乗られていない新古車だ。しかし実際に見てみると、ボディーに小傷があったり雑に乗られていた印象。あまり良い車ではないと判断し、今回は見送ることにした。ただ、日産とはひと味ちがうINFINITIは今後注目していきたい。
最後にご紹介するのが、ロス近郊のホイールSHOPのオーナー。アメリカのホイールSHOPというと、タトゥーのいかついお兄さんというイメージがあるが、彼はまったく異なる性格。ヨルダン出身の彼は非常にマメで派手さはない。彼との出会いは10年ほどまえ。彼がとあるホイールSHOPのマネージャーをしているときだ。それからずっと、ホイールの買い付けはもちろん、車のことで困ったことがあると相談にのってもらっている。彼は以前から「夢は自分のお店を持つこと」と語っていた。そんな彼が去年、夢であるホイールSHOPをロス近郊に構えた。すこし治安が悪い場所で、まず日本人は観光で行かないエリア。最新のアライメント機器を取り揃えて、地元の車好きから信頼されている。最近は彼の奥さんが車の輸出までの段取りをつけてくれたりと、僕にとってもますます頼りになる存在。彼らのお陰でお客様との取引もスムーズに進んでいる。